こんにちは阿部です。
幹細胞コスメについて以前こちらの記事にまとめました。
こちらの記事を要約するとヒト幹細胞コスメの良さは「グロースファクター」とよばれる成長因子。
この中で薄毛に期待できるとされる代表的なグロースファクターはKGF(=FGF7=ヒトオリゴペプチド-5)やIGF-1と呼ばれるものです。
あなたの毛母細胞の「受容体」にこれらが作用すると毛母細胞の活性が高まり、毛が元気に伸びるんです。
つまりヒト幹細胞育毛剤を選ぶなら、「KGF」配合の商品を選ぶのが基本です。
詳細解説してきましょう。
目次 興味のある見出しをクリック♪
【ヒト幹細胞の育毛剤】脱薄毛革命⇒成長因子たっぷりで毛母細胞を目覚めさよう!
まず「髪の毛がどのようにして伸びるのか」と「グロースファクターがどう関わるのか」を少し解説しますね。
「ヒト幹細胞の役割」が理解できるはずです。
少々お付き合いください。
髪の毛はどのようにして伸びるのか?
以下の図をご覧下さい。

髪の毛のうち地肌に埋まっている部分が毛根です。
毛根の中でも「フラスコのように球場で先分かれしている部分」が毛球と呼ばれます。
毛球を取り巻くように毛細結果が張り巡らされていて毛細血管を通して「髪の毛に必要な栄養」が補給されています。
髪の毛の成長を促すために血流を促進する成分がよく含まれているのはこのためなんです。
育毛剤に配合されているトウガラシチンキとかセンブリエキス等はこの役割なんですよ。
ミノキシジルもこれと似た作用を持っています。
KGFとは
血行が促進される育毛剤は使ってみたけどイマイチ効果が実感出来ない・・・。
ここでヒト幹細胞技術を使ったKGFが関わってきます。
KGFとは「毛母細胞成長因子」です。
図の黄色い○が毛母細胞(ケラチノサイトと呼ばれたりもします)です。
この毛母細胞が「分化」して髪の毛になったり毛を包む毛包になったりします。
毛母細胞に「分化しなさい」とシグナルを与えるのがKGFの役割なのです。
加齢などによりKGFが減少すると発毛不全に陥ったり、薄毛や抜け毛の原因になったりします。
また髪の毛には成長サイクル(成長・休止・退行期)があります。
産毛が生えてきてもすぐ抜ける、髪の毛が太く伸びないのは髪の毛が成長する期間が短くなってしまうからです。
KGFは髪の毛の成長に重要な役割を果たしているのでこの成長期を伸ばす役割があります。
女性の薄毛の原因は髪の成長期が短縮化することと言われています。
女性におすすめなのはこのためです。
IGF-1は毛包に作用し同様に成長期を伸ばす役割があります。
ヒト幹細胞育毛剤って安全なの?
ここでは便宜上ヒト幹細胞と記載していますが性格には幹細胞を直接配合している訳ではありません。
「幹細胞を培養したときにできた上澄み液」が「ヒト幹細胞培養上清液」と呼ばれるもの。
この中に含まれる成長因子の一つがKGFなんです。
KGFはもともと体内にある物質なので安全な成分です。
ただしとても不安定ですぐに不活化してしまうのが難点です。
つまり商品選びで重要なのは成分がしっかり発揮されるかです。
そこで信頼性が高いドクターズコスメ、EGF協会認定商品の2つを紹介します。
どちらもKGFそのものを高濃度で配合した商品です。
また毛乳頭に作用してKGFを産出する成分(アデノシン)が配合された商品も1つ紹介します。
幹細胞育毛剤厳選3品
女性におすすめ!KIPスカルプエッセンス
KGFそのものを高濃度で配合してあるのがKIPスカルプエッセンスです。
こちらの商品はFGF7(KGF)が高濃度で配合されておりパラベンフリーです。110ml

KGF以外にも抜け毛の原因を抑えるためのプテロカルプスマルスピウム樹皮エキスを配合。
プラセンタエキスも配合されているので頭皮への栄養補給も万全。
植物性の有効成分6種が頭皮の血流を促し、プラセンタエキスで頭皮に栄養を補給。
抜け毛を抑えながらKGFで髪の毛の成長を促す
そんな育毛剤です。
防腐剤フリーです。
聖心美容クリニック「聖心毛髪再生外来」で女性の薄毛対策商品として紹介されているドクターズコスメです。
FGF7スカルプエッセンス
楽天市場ビューティアップで購入できます。
こちらの商品もFGF7(KGF)が高濃度で配合されておりパラベンなど「FGFの活性」に悪影響があるものを排除してあります。
ドクターズコスメではありませんが品質保証として日本EGF協会の認定を受けている商品です。
ガイドラインを見ると以下のような表記があります。
EGF協会認定商品の認定ガイドライン
第四条 使用するサイトカイン原料は商品製造時まで生理活性が変化しないよう、凍結乾燥粉末の状態で冷蔵保存されていること。
第9条 各サイトカインは下記の生物学的活性を配合することを最低基準とする。
FGF-7(KGF)配合美容液その他の基礎化粧品・・・
商品1mL(g)あたり40IU以上
(たとえば1mg100,000IU以上の凍結乾燥原料の場合は商品1mL(g)あたり0.4μg以上を配合すること。この場合、
濃度として0.4PPM以上となる。)
このように成長因子がしっかりと活性した状態で利用できるようガイドラインが設定さています。
KGFはとても繊細な成分です。
防腐剤はNGですし、内容量が極端に少ないと効果も期待薄。
その点この商品はKGFが高濃度で配合されいれるので、配合量が不明な巷に溢れている商品より安心して使えます。
薬用アデノゲン
最後にアデノゲンを紹介します。
アデノゲンは毛乳頭に直接作用してKGFを産出を促す成分です。
先ほどあげた2つとはアプローチは異なりますがKGFを増やすことで髪の毛の成長活性を高めます。
ここまでヒト幹細胞技術を用いた育毛剤を3つ紹介しました。
3つ目はちょっと作用する形は異なりますが成長因子にアプローチする点では同じですね。
幹細胞コスメとは異なりますが毛包幹細胞を活性化させる育毛剤に「セリオキシルデンサーヘア」があります。
私が愛用している商品です。
これらからあなたにピッタリの育毛剤を選んでくださいね。