こんにちは仙台で1人美容室を経営している阿部です。
私のお客様は年齢層が高めなのでカラーリングはほとんどが白髪染めです。
お答えは以下の図になります。
染毛剤とは一般的な白髪染め。髪の毛全体が染まり、白髪も染まるもの。


当店ではヘナの取り扱い無しなのでヘアマニキュアになりますね。


※つまりご自宅で白髪だけ染めたい場合ヘアカラートリートメントがベストです。
40代~50代女性に圧倒的に支持されているカラートリートメントルプルプ&マイナチュレを徹底比較しています。どちらもシリーズ累計200万本突破の超人気商品。
「敏感肌」でも安心でかつ染まりに定評がある2社の口コミや色、コスパを比較しています。
⇒ lplp(ルプルプ)vsマイナチュレ買うならどっち?染まり、コスパ、何を重視するかで選ぼう【美容師歴10年以上の私が解説します】
ではここからは、それぞれの白髪染めについて特徴を詳細に解説していきますね。
目次 興味のある見出しをクリック♪
【白髪だけ染めたい】オーナー美容師がピッタリのものを解説します!
先ほど図にしたように白髪染めには4種類あり白髪だけ染めたい場合「ヘアマニキュア」「カラートリートメント」「ヘナ」から選べばOKです。
それぞれの特徴を詳細に解説したのが以下の表です。
ヘアマニキュア | カラートリートメント | ヘナ | 染毛剤 | |
白髪だけ染めたい | ○ | ○ | ○ | × 髪色全体が変わる |
染めやすさ | × 地肌につくと取れにくい ※セルフカラー不向き | ○ 地肌についても落ちやすい 洗面台も汚れにくい | △ 地肌についてもOK。 ※ただし天然ヘナの場合染まるまで時間がかかるのが難点 | ○ |
安全性 | 地肌につけないので安全 | 比較的安全 | 植物アレルギーに注意 | ジアミンアレルギーに注意 |
髪へのダメージ | 痛まない | 痛まない | 痛まない | 他3つに比べるとかなり痛む |
色の持続性 | ○ | △ 1週間に1回程度トリートメントの代わりに使うことで白髪の染まりが持続する。 | ○ | ◎ |
色の種類 | 豊富 | まぁまぁ豊富 | 天然はオレンジっぽい色しかない | 豊富 |
痛んだ髪への染まりやすさ | △ | ○ | ○ | ◎ |
白髪だけ染まるカラー⇒それぞれどんな雰囲気に仕上がるの?
白髪だけ染まるカラーは髪の毛のごく表面にくっついて発色するため黒い髪の毛を明るくする力はありません。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは「黒い髪の毛はそのまま」「白髪のみ染まる」ものです。
色は結構豊富です。色鮮やかな「赤」や「緑」「紫」などの他自然に白髪を馴染ませる「暗いブラウン」などもあります。
髪の毛を痛ませず染めることが可能ですが頭皮にマニキュアがつくと色がとても落ちにくいです。
綺麗に染めるために技術が必要なのが難点です。

ヘナ
ヘナは植物性のカラーです。
草木にかぶれるような人は辞めた方が無難です。
ヘナで染めると髪の毛に「ハリ」が出るのが長所です。
ただし天然のヘナは明るいオレンジにしか染まらないため暗いブラウンに仕上げたい場合等には向いていません。
さらに天然のヘナは染まるまでかなり時間を要すことにも注意です。
色が気にならず、植物アレルギーがなければ頭皮にも優しく髪を痛めず白髪のみ染められます。
カラートリートメント
カラートリートメントもヘアマニキュアと染まり方は同じです。
白髪のみ染まり黒髪はそのままです。
ヘアマニキュアとの違いは
- 地肌についても大丈夫
- ヘアマニキュアより色持ちが悪い
点です。
どうして白髪だけ染まるの?
こちらは私が担当させて頂いてる「ヘアマニキュア」で染めているお客様の写真です。


黒い髪の毛はそのまま
下の下手な絵を見てください(笑)
- 上の白いトンガリが白髪
- 下の黒いトンガリが黒髪
だと思ってください。


白髪の方はしっかりと色が見えます。一方黒髪は色が目立ちません。
このように「黒い髪の毛は色が目立たない=見えない」のです。
これが「白髪だけ染まって見える理由」なんですよ。
セルフカラーで白髪だけ染めるなら?
カラートリートメントがおすすめです。
頭皮についても問題無いので技術が不要で綺麗に白髪だけ染まります。
また洗面台についても綺麗に落ちるから後片付けも楽です。
私が使用した商品レビューがコチラ
⇒ lplpルプルプ【ベージュブラウン】カラートリートメントを使ってみた【レビュー】
人気商品比較はコチラ
⇒ lplp(ルプルプ)vsマイナチュレ買うならどっち?染まり、コスパ、何を重視するかで選ぼう【美容師歴10年以上の私が解説します】
美容院で白髪だけ染めるには?
美容院で白髪だけ染めるならヘアマニキュアをオーダーしましょう。
白髪が「色見本通り」に染まるから仕上がりも想像しやすいです。
ただしパーマをかける時かかりが悪くなるので注意が必要です。(ちゃんとした美容師ならマニキュアを想定してパーマをかけるので大丈夫です)
マニキュアは染毛剤でかぶれる人でも利用できるメリットもあります。
※ヘナでも構いませんが本物は時間がかかること、最近では時短・希望色を増やすために染毛剤の技術を応用したケミカルヘナもあります。白髪だけ染めたい場合はヘナを扱っている美容院で相談しましょう。
痛んだ髪に「染まりやすい」種類
痛んだ髪の毛に染まりやすい順番は
- 染毛剤>ヘアカラートリートメント>ヘアマニキュア
となります。
どれが一番痛まないの?
痛みが少ない順に並べると
- カラートリートメント=ヘアマニキュア=ヘナ(天然)>染毛剤
となります。
ヘアカラートリートメントとヘアマニキュア、ヘナはどれもほとんど痛みません。
これらに対して染毛剤の痛みは天と地ほどの差があると思ってください。
ただしヘナの中には天然ではない「ケミカルヘナ」と呼ばれるものもあります。染毛剤の技術を応用したヘナのため髪が傷みます。
痛まない白髪染めについて科学的な根拠などはコチラにまとめています。
色の選び方
ヘアマニキュアやカラートリートメントには数種類のカラーラインナップがあります。
「白髪がその色に染まり黒髪はそのまま」と考えてください。
仮にブリーチ毛で金髪の場合は「全体もその色に染まる」と考えてください。
カラーの色は大きく分けて「暖色系」と「寒色系」に分かれます。
暖色系は温かみを感じる色で「ブラウン」「ココア」等が代表的です。
寒色系とは「アッシュ」が代表的。
近年人気のグレージュも寒色系。
透明感があり涼しげでさわやかな色です。
暖色系は「秋・冬」寒色系は「春・夏」とシーズンで使い分けるのもOKです。
参考にして下さい。
ではまた。