こんにちは美容師ブロガー阿部です。
今回は社会人から美容師になる方法を徹底解説します。
また当店では実際に未経験の主婦の女性を雇用し美容師免許取得まで指導した経験もあるので今主婦で美容師免許取得にチャレンジしようか迷っている女性は必見です。
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主婦&社会人が美容師になるには?
美容師国家試験とは?
まず美容師国家試験の受験資格を理解しておきましょう。
まず美容師養成施設で【学課・実地】を修了することが前提で課程により通う期間が異なります。
美容師養成施設には
- 昼間課程(2年)
- 夜間課程(2年)
- 通信課程(3年)
があります。
昼間課程・夜間課程は文字通り専門学校に入学するパターンですね。
ただし社会人でお勤めの場合や、子育て中の主婦の女性などは入学は難しいですよね。
そこで今回は私も卒業した通信制にスポットを当てて解説しましょう。
通信制で美容師になるまでのハードル
通信制は美容院に勤めている人の他、勤めていない非従事者も入学が可能な専門学校もあります。
ただし美容院従事者は「300時間以上」で非従事者は「600時間以上」の履修が義務付けられています。
同じ3年間のカリキュラムですが非従事者はスクーリングの負担が大きいです。
美容院従事者の3年間の流れを私が卒業した学校のカリキュラムで紹介しますね。
私が卒業した学校の場合上記スクーリングは朝(9時前頃?)から夕方頃(確か4時頃?)まで行われました。
中身は美容師国会試験で出題される学科の授業や美容師国家試験に出題される実技指導です。
筆記試験の難易度
勉強の得意不得意もありますが「教科書からしか出題されない」「マークシート方式」であることから難易度は高くないという感想です。
ただし範囲が広いので手広く覚えることが必要ですよ。
基本テキストだけ勉強すれば大丈夫です。
実技試験の難易度
まったくの初心者がスクーリング期間内で技術を習得することは不可能だと思ってください。
スクーリング期間内に技術を覚えて「家やサロンで練習する」ことが必須です。

例えばパーマを短時間で巻くためには無駄を極力排除しなければなりません1人だと気づくのが難しい。
カットが正確に切れているか見てもらえないといった点も非従事者が不利な点でしょう。
美容師免許取得=美容師デビューではない
通信制の場合は特に
- 国家試験に受かるための指導
のみを行います。
例えばパーマの巻き方は「左からリーゼント」という美容師国家試験で出題される巻き方です。
カットは「レイヤーカット」という切り方です。
受かるためだけの技術を徹底的に訓練します。
しかし現実のお客様の髪型は1種類だけではないですよね。
実は美容師国家試験に合格してからがスタートです。
通信制で主婦が美容院で働くことの難しさ
当店で働いていた主婦の通信制さんはもともと受付で採用した女性でした。
彼女は入社時から美容師に憧れていました。
美容師免許を取得したいということになり週3日(日曜お休み)のアシスタントとして働き始めました。
美容師免許を取得していない場合主なお仕事は
- お掃除
- 洗濯
- 受付&電話応対
などが主になります。

また当店ではパートさんのお子さんを尊重してフレキシブルにお休みさせていましたが基本土日出勤が求められる美容室がほとんどだと思います。
美容師免許取得まで
美容師免許を取得するまでは当店では空き時間を練習にあてさせました。
(私がカット中に見えない裏で練習など)
お店によっては空き時間に練習させないサロンもあると思います。
そういう場合は営業時間外に練習という場合が大半でむしろそれが主流でしょう。
もちろんお給料は出ないサービス残業で技術を磨かなければなりません。

美容師免許取得後
美容師免許取得後はアシスタントという仕事からスタートします。
- シャンプー
- カラーリング
- パーマを巻く作業(ワインディング)
- その他雑用
美容室によってはそれぞれに試験がありクリアする毎にできる仕事の幅が広がります。
これらの仕事をこないしながら空き時間や営業終了後にスタイリストになるための勉強を行います。
お店によりますが2年から3年でカットできるジュニアスタイリストになりお客様を担当するようになります。
美容師の仕事の喜び
散々辛い面を解説してきました。
美容師になるにはこれだけハードルがあります。
しかし最後に喜びもあることをお伝えします。
当店は高齢のお客様が多いですが日々笑顔でお帰り頂けることに幸せを感じます。
他に行かないでと必要とされることにやりがいも感じます。
美容師免許を取得しお客様を担当するまで苦労があると思いますが長く続けられる良い仕事ですよ。
もし身近に相談できる人がいなくてこんなことが聞きたいということがあれば微力ながらお力になりますよ。お気軽にお問い合わせ下さい。