白髪染めとおしゃれ染めの違い

こんにちわ、美容師ブロガー阿部です。

当店は白髪染めのお客様が多い大人向けのサロンです。

中には

  • おしゃれ染めと白髪染めをミックスして染めたい

なんて方もいらっしゃいます。

そこで今回は、おしゃれ染めと白髪染めの違いを実際当店で扱っているカラーのお薬を例にご紹介していこうと思います。

おしゃれ染めと白髪染めの違い

ひよっこ
おしゃれ染めと白髪染めってお薬が違うの?
阿部
カラーの仕組みは同じなんだけど、配合バランスが違うんだよ

おしゃれ染め

  • 黒い髪の毛を明るくするため「脱色力が強く」「発色力が弱い」

白髪染め

  • 白髪をしっかり染めるため「脱色力は弱め」「発色力は強め」

に処方されています。

ひよっこ
なるほど。おしゃれ染めだと白髪が染まらないのは「発色力」が弱いからなんだね!
阿部
その通り!白髪染めだと仕上がりが暗いのは「発色力が強い」。これが理由だよ。

おしゃれ染めと白髪染めの色の違い

それぞれのカラーチャートをご覧下さい。


これが白髪染めのカラーチャートです。

明るさが3レベル~8レベルまでラインナップされています。

脱色力が弱いため白髪が綺麗に染まる「8明度」くらいまでの色が用意されています。

 

 


こちらはおしゃれ染め。

白髪染めと違い「脱色力が強い」ため、6明度~12明度or14明度までの明るさが用意されています。

おしゃれ染めに色見本が2種類あるのは何故?

良く見ると上下で色が分かれていますよね。

  • 上側は、黒い髪の毛に塗った場合
  • 下側は、カラーの色素を白い毛束に塗って見せているもの

黒い髪の毛に塗っても下側みたいな鮮やかな色にはならないので注意が必要ですよ。

白髪染めとおしゃれ染めの代表的な色を比較してみましょう

今はおしゃれ染めも白髪染めも同じような色で染めることが出来ます。

当店で用意している白髪染めは先ほどの写真の

  • ナチュラル
  • アッシュ
  • イエロー
  • ベージュ
  • カッパー(オレンジみたいな色です)

等の色です。

さらに

  • ウォームブラウン(赤っぽい茶色)
  • グレージュ
  • ピンク

なども白髪染めとして用意しています。

それぞれの色の特徴をまとめておきます。

イエロー

黄色そのものですが、色落ちした色と違って綺麗に発色します。

髪色が明るく見えがちです。

ベージュ

肌色、らくだ色みたいな色。イエロー寄りのオレンジをくすませたものと表現できます。

ベージュを薄めていくと灰色(モノトーン)になります。

オレンジ

オレンジ単品で染めたり、濃い赤をミックスして赤味の強いオレンジにすることもできます。

ナチュラル

日本人の髪色を自然にトーンアップした色味です。

髪の毛をブリーチ(脱色)していくと、髪の色素は、青、赤、黄の順で抜けていきます。

それに伴って、青黒い髪の毛は、赤っぽくなり、オレンジ、黄色と変化してきます。

この変化を色素を補充しながら綺麗に発色させた色です。

グレージュ&ピンク


このように白髪染めにもグレージュやピンクがあります。

実際染めているお客様もいらっしゃいますが、しっかりグレーが表現されています。

ではグレージュ&ピンクのおしゃれ染めも見て行きましょう。

グレージュおしゃれ染め

グレー+ベージュ。

当店ではモノトーンにベージュを混ぜて作っています。

まず前提条件として、お人形の髪色は12レベルくらいの明るさです。

おしゃれ染め10明度のお薬で、モノトーン:ベージュ=4:1で染めたものです。


向かって右側の色が「グレージュ」です。

もともとの髪色が明度が高い黄色っぽい色でしたら近い色に染まります。

ピンクおしゃれ染め

例えば、ピンクと言いましても

  • ローズピンク、マゼンタピンク

これらの色は、赤紫色がベースになっています。

  • コーラルピンク、サーモンピンク

これらの色は、イエロー寄りのオレンジ(朱)に白を混ぜて作るような、ピンク。

同じピンクでもこれだけ種類があります。

後者のピンクを髪の毛で表現するのは困難です。

明るい毛束に

  • おしゃれ染めピンク8レベル×バイオレット8レベル10%をミックス

した写真です。

ピンクベージュ


おしゃれ染めの方が色鮮やかです。

モノトーンおしゃれ染め

モノトーンとは、白と黒。無彩色のことです。

白と黒の間には

  • 明るい灰色から暗い灰色

がありますよね。明度、つまり明るさがあります。

 

 

 

 

 

 


この写真は、おしゃれ染めのTHROWカラーで染めたモノトーン8レベルです。

おしゃれ染めは「染める力が弱い」ので、元々の髪の毛が明るい場合に綺麗に発色します。

この写真はブリーチ毛に塗布したので、かなり綺麗に発色しました。

この色は白髪染めでは難しい色です。

おしゃれ染めの塗り方と白髪染めの塗り方の違い

おしゃれ染めは塗り方が難しいんです。

おしゃれ染めの手順

おしゃれ染めの場合

  1. 根元が3cm以上伸びていたら、地肌から1cmあけて暗い部分を染める
  2. 1で染めたところが明るくなったら地肌から1cm残していたところを染める
  3. 毛先は最後に(ケースバイケースですが)
地肌から1cmを開ける理由
地肌に体温があるからなんです。暗い部分が3cm以上あると、地肌の体温がある部分だけ早く明るくなってしまい、その先が暗くりやすい。そこで面倒ですけど2度に分けて塗ることが大切です。2cm以内だとさほど影響がでにくいので一発で塗ります。

白髪染めの手順

白髪染めは、基本的に白髪が気になる「お顔周り」「分けめ」から塗り始めます。

 

まとめ

白髪染めとおしゃれ染めは、色に関して言えば、同じようなラインアップが用意されていることが分かりますよね。

ただし白髪染めは「脱色力が弱い」ので明るく仕上げるのは苦手。

せいぜい8明度といったところ。

ただし発色力が強いから白髪をしっかり染める力があることが分かりました。

おしゃれ染めは「脱色力が強い」ため明るくするのが得意。

ただし発色力は弱いので、白髪をカバーするのは苦手です。

このように得意不得意があるので、うまく使い分けるのが大切ですね

ではまた。

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1979年6月「仙台で生まれ仙台で育つ」。リーマン時代失業し、再就職ジプシーとなる。親の店を継ぐため美容師を志す。現在は一店舗の経営者。結婚後、1児の父となり「パパ育児」「美容情報」を発信し始める。「新築ブログ」も更新中!