【立ち退き料と交渉】裁判まで考えた我が家の記録

こんにちわ、美容師ブロガー阿部です。

我が家はマイホーム建築のために建築予定地に建っている貸家を解体しなければいけませんでした。

当然住んでいる方にも立ち退きもお願いすることに。

まさか1年半もかかるとは思っていなかったのです・・・。

あまりに時間がかかり他に土地を求めるか悩んだ時期もありました。

我が家の立ち退き交渉の経緯や立ち退き料を紹介します。

参考に円満に立ち退きが成功するコツも。

立ち退き交渉】最初が肝心!

建築予定地に一戸建て平屋(貸家)が建っていました。

この貸家は築42年、新耐震基準も満たしていないため老朽化がかなり進んでいます。

2017年6月に不動産業者に立ち退き交渉を依頼したのがはじまり。

「すぐに出て行け!」といっても無理な話ですので、余裕を持って一年前に通知しようと考えたのです。

その際

  1. 2018年6月末までに退去すること
  2. お金はできるだけかからない方向で進めること(もちろん引越し費用や転居先の敷金等は支払う)

と代理人に依頼しました。それから信頼して任せることに。

妻と「来年6月には建てられるねぇー」と喜んでいました。

さらにハウスメーカーとも「来年6月末までには建築できると思います。」との話で打ち合わせをゆっくりとすすめることになりました。

2017年12月、不動産屋さんから連絡があり

  • 市営住宅に入居するのがご本人の希望なのでその方向で進めます。

とのこと。

この時はこんなに長引くとは思いませんでした。

立ち退き交渉は主体的に動け

それから入居者の市営住宅落選が始まりました。

それはそう、簡単には当たりません。

私は美容師ですが、お客様から聞いた話でも市営住宅に当選するのに10年かかったという話も。

  • 2017年12月落選
  • 2018年3月落選
  • 2018年6月落選

と続く。

その間、代理人が一般の住宅への入居をすすめるも、

  • 市営住宅が希望
  • 一般住宅に転居後、二回の引越費用は捻出できない

とのことで、市営住宅にこだっているようでした。

約束の2018年6月になりましたが、一向に進展なし。

代理人に連絡を入れると「市営住宅がご希望なんです。」とのこと。

6月の市営住宅募集は、結果発表が7月のため、約束の期間は過ぎてしまいますが、結果発表まで待ってあげることにしました。

結果を聞くと、あえなく落選。そしてショートメールで

  • 「次回の市営住宅またチャレンジします。」

いやいや、2018年6月末までの話なのに先方の言う事に従っているだけじゃ交渉にならない。

頻繁に連絡して、強くでるか、このままで行くかといった打ち合わせすらない。

もともと代理人への報酬も成功報酬だったのでそれもいけなかった。

さらに、一番は人任せにしていた自分の責任。

頻繁に連絡いれて進捗確認や方針を検討すべきでした。

ここで代理人への依頼を終了し、別の方法を模索することに。

阿部
立ち退き交渉を代理人に依頼する場合でも主体的に月1回でも立ち退き交渉の進捗確認は行うべき。

【転居先斡旋】と【立ち退き料】を提示し交渉する

立ち退き交渉を依頼していた代理人に手を引いてもらい、自分で交渉することにしました。

お世話になっている市議会議員さんに連絡を取り転居先を相談したりもしました。

ちょうど立ち退き交渉をしている入居者と面識があるようでアパートを紹介してくれたりもしました。

しかし、結局先方は市営住宅に受かるまで出ないというのが本心のようでした。

しかし、ただ黙って待っていても事態は好転しません。

先方に都合があるようにこちらにも都合があるのです。最大限の猶予も与えました。

これからは、プレッシャーを与えることも重要と考え自ら物件を探し紹介することにしました。

賃貸サイトや不動産屋巡り

入居者のご家族は、家庭に事情を抱えており新しい物件を見つけても「10件中、1件入居を許可されたら良いほう」なんです。

良い物件だと思っても、大家さんからNGをだされてしまうのです。

たくさんの物件にアタックしては断られ・・・。近所の不動産屋へ足を運び・・・。電話をかけ。

それでも立ち退き交渉を依頼していた代理人から聞いていた先方の入居条件(間取り、地域、家賃等)を基に何件か見つけては紹介しました。

立ち退き料提示

立ち退き料を提示することにしました。

  • 2018年末で立ち退き交渉から一年半になるので9月の市営住宅は転居先で受けてください。そのかわり45万円支払います。

と提案。45万円は、家賃の10ヶ月分です。

阿部
立ち退き料の相場は家賃の半年分から出して10か月分が相場のようです。

これなら敷金、礼金等の初期費用、引越し費用、さらに次市営住宅に当たった場合の費用の足しにもなると考えたからです。

しかし、最後に紹介した、最も希望に適合していると思われる物件を電話で紹介したものの、実際見学に行った形跡も無くその後連絡もきませでした。

せめて人として

  • 「あと一回市営住宅の結果待ってもらえませんか?」

くらいの連絡は欲しかったですね。

立ち退き交渉を弁護士に依頼する?!

2018年9月に市営住宅の募集があります。

連絡も来ないことを考えるときっとこれを受けるのだと思いました。

しかし、

  • こちらが提案した物件に対し何の連絡も無い

状態です。

このままでは9月抽選で落選したらまた次回の市営住宅募集に応募するだろうと想定し内容証明郵便を送ることを考え始めました。

立ち退き交渉と内容証明郵便

内容証明郵便を送るには

  • 先方にいつ建物の引渡しを通知したか

を正確に知ることが必要です。

そこで先の立ち退き交渉を依頼していた代理人に改めて連絡すると・・・。

  • 立ち退き要求をしたのが2017年12月だったこと。
  • 立ち退きの最終期限を通知していなかったこと(2018年6月まで退去という意思表示)
  • 書面を交付していないこと

が判明しました。

2017年6月に依頼したのは

  • 一年も余裕をもって転居先を探せる

と考えたからなのですが、実際は2017年12月までは何もしていなかったことが判明。

阿部
こういくことが無いように主体的に動きましょう!

当時は、あまり連絡をいれてプレッシャーをかけてもいけないからと半年連絡しなかったのです。

人任せにしてはいけなかった。自分の家族のために自主的に動くべきでした。

立ち退き交渉は期限を伝えることが大事

立ち退き交渉は期限を決めるのが大事だと思います。

我が家の場合

  • 2018年6月までに立ち退いてください

という期限を決めていなかったことで入居者に市営住宅に受かるまで居てもよいのだと心理的に思わせてしまいました。

書面の通知は最初から依頼していなかったので、しようがないと言えばそれまでですが・・・。

阿部
期限を決めることで相手も焦りますし立ち退き交渉もしやすくなります。

内容証明郵便を送る

2018年8月今後裁判になった場合に証拠を残した方が良いと判断し内容証明郵便を送りました。

内容は

  1. 立ち退きに対する正当事由を示す(建物の老朽化)
  2. 最初の立ち退き依頼から、すでに6ヶ月経過している事実
  3. 明け渡し料(立ち退き料)を提示

です。

借地借家法によると、立ち退きには正当事由と、6ヶ月前の通知が必要となるので改めて

  • 「新耐震基準に適合していないこと、建物が老朽化していているため、地震により倒壊の危険がある」
  • 「最初の立ち退き依頼の通知からすでに6ヶ月経過していること」

ためすみやかに建物を明け渡すよう通知しました。

転居先をみつける猶予期間を考慮して平成30年12月31日までにすみやかに明け渡してくださいとし、さらに、市営住宅の結果が当選の場合に限り、この期限を入居日まで伸ばすことも伝えました。

明け渡し料はすぐ転居した場合に限り好条件を提示しました

  • 2018年10月までに転居したら45万
  • それを経過したら家賃半年分しか支払わない

旨提示しました。

2018年12月31日までに明け渡さなければ、調停申し立てその他法的手段も辞さない旨も記載しました。

立ち退きが決まる

ショートメールで「電話でお話したいのですが」という連絡が先方から入りました!

「市営住宅受けるから待ってください」という話かなぁと妻と私。

電話を入れると

  • 入居者「永らくお待たせしました。転居先決まりました」

想定外でした。

ご自分達で探してくれたようでした。

家賃10か月分払うと約束したので、約束通り支払う旨をお話し、引越し手配が9月中無理なら10月でも良いですよと伝えました。

こうして我が家は立ち退き交渉は終わりました。

立ち退き交渉に悩んでいる方は参考にして下さいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

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1979年6月「仙台で生まれ仙台で育つ」。リーマン時代失業し、再就職ジプシーとなる。親の店を継ぐため美容師を志す。現在は一店舗の経営者。結婚後、1児の父となり「パパ育児」「美容情報」を発信し始める。「新築ブログ」も更新中!