こんにちは美容師ブロガー阿部です。
この記事ではそんな疑問にお答えしてきます。
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【35坪の家】間取り図紹介←失敗しないための【ヒントあり】
西入り玄関の間取り図
我が家は西玄関で35坪総二階建てのお家です。
価格は2000万円以下に抑えたかったのでコストが安いと言われる総二階建ての間取りを考えました。
信頼できる1級建築士さんと出会い間取りをブラッシュアップして完成したのがこれ。

1階で特にこだわったのは以下のポイントです。
- リビング近くにコートクローク・リビングクローゼットを設けて整理整頓しやすいこと
- 南側に居室を持ってくることで明るいLDKとすること
- 東側の朝日を取り入れること
- キッチンからの家事動線を最短距離でつなぐこと
- トイレと居室を離すこと

次は二階の間取りです。
こだわったのは
- ウォークインクローゼットを過不足なく用意すること
- 部屋干しスペースを確保すること
- ミニ書斎コーナーを作ること
- ベランダは主寝室から出られるようにすること
- 二階も東側の朝日を取り入れられる間取りにすること
- キッチンから2階部屋干しスペースまで最短距離でつなげること
- トイレの音が出来るだけ居室に影響しない間取りにすること
実際の画像が見たい方はコチラもどうぞ。
間取り作成:失敗しないためのヒント
家相を知っておく
まず道路がどちらに接道しているかによりますが、家相的には、西、西南、東北、北東に玄関はあまり良くないと言われています。
我が家は接道が西なので、一応西南を避けて吉方位の西北玄関にしました。東南、南東も吉方位です。
できるだけ居住空間を南にもって行きたいというのもあります。
また玄関に風が強く吹き込む土地の場合、玄関前に風避けを作るといった工夫も必要です。その土地の風向を調べると分かります。
また川が近い場合は川に沿って風が吹いたりします。風向きは近所の方に聞くと回答が得られることもあります。

玄関で後悔しない
「玄関は家の顔」ですね。
35坪の家だと出来るだけ無駄なスペースは削りたいですよね。
でも玄関が小さいと使い勝手が悪いのと、家が安っぽく見えることもありますよね・・・。
あなたのご家庭のお考え次第ですが
- 玄関スペースを削って生活空間を広げる
- 玄関スペースも広くとる
- その中間にする(3帖くらい)
といった選択が考えられます。
1の場合は、1帖の玄関に1帖のホールが一般的なようです。
畳2枚分の正方形のイメージです。
マンション等はこのくらいのスペースが多いですよね。
靴を脱ぐ部分(土間)の奥行きが狭いので、玄関を入って、横にずれないと一度に数人が脱ぎ着するには窮屈に感じる方もいるかも知れません。
また玄関ポーチに屋根が無いと、雨の日等は気になるかも知れません。
結局、何を取り何を捨てるかなので、なんとも言えませんが。
2の場合は展示場みたいな立派なお家。35坪の我が家には関係ありませんでした(笑)
3は1.5帖の土間に1.5帖のホールで計3帖くらいの大きさです。
我が家は、1帖+1帖だとちょっと窮屈かなと思い3帖案にしました。
玄関の広さはコチラで確認できます。
地域によってちょっとした差があるようですが、一帖=910×1820と覚えておけば支障ありません。ちなみに3.3平米=1坪くらい=畳2枚分くらいです。
お家はだいたいこの畳の910の尺モジュールか、1mのメーターモジュールで出来ています。ハウスメーカーによってメーターモジュールだったり、尺モジュールだったり、部分的に混合して使っています。
収納を充分にとる
我が家は収納にこだわりました。
引越してからも収納に不満はありません。
間取り計画当初はシューズクロークを設けるかどうかで悩みました。


しかし、35坪の家の場合要否をよく検討しなければいけません。
我が家はよく検討した結果無くしました。
- 玄関をゲストと家族で仕切ることで壁分のスペースが無駄になる。
- シューズクロークスペースを確保すると玄関スペースを削ることになる。
- 我が家の場合確保できる通路幅が狭すぎる
- 物置で代用できる
と考えたからです。
35坪の家の場合、極力無駄なスペースを排除しないとLDKも狭くなってしまいますよね。
仮にシューズクローク1帖分のスペースで考えてみてもまるまる一帖が使える訳ではありません。
シューズクロークなので靴棚などを備え付けると最低奥行き30cmくらいは必要です。
一帖サイズの有効幅はだいたい78cmなので、靴箱の最低サイズ30cmを引くと、残り48cmくらいしか残りません。
- 45cmの通路幅は横歩きくらいの広さ
これだと使い勝手が悪いです。
これを広げると玄関が狭くなるから我が家は35坪を有効に活用するためなくしました。
- 横向きに通る=45cm(大人が横歩きして通れる幅)
- 正面に通る=60cm(大人が正面に歩くことができる幅)
- 二人がすれ違う時(110cmから120cm)
先ほどの尺モジュールの場合、910で通路幅が設定されますが、壁や柱の厚さなどもあるので、実際に通路としての有効幅は78cmくらいになります。
35坪の家で確保したい収納アイデアをこちらにまとめました。
階段位置は動きやすさを考える
一階は理想の間取り図になったのに二階を考えるとうまくいかないというパターンが多いのは階段位置が原因の場合が多いです。
階段の位置で注意するのは
- 玄関の直接正面に当たる位置にあるのは風水上「金運」に良くありません。
- 家の中央だと暗くなりやすい
- 急な傾斜となる階段は避ける
ことなど。また家相的には北西や北に登るのは避けた方が良いようです。
我が家は西から北、東へとあがる階段にしました。
建築士さんが人感センサーにしてくれたのでとても便利です。
リビング階段は北側へのぼる場合、冷たい二階の空気が階段にそってリビングに吹き下ろすことがあります。中には冷たい風に悩まされて、リビング階段の登り口にカーテンをつけて防ぐ人もいるんだとか。しっかりと相談して決定しましょう。
廊下を減らす
我が家は和室6畳+ldkは14畳確保しました。
できるだけ居住スペースを増やすためには無駄なスペースを削る必要があります。
そこで廊下を極力減らす間取りにしました。
視線・匂い・音を意識する
トイレの音がリビングに聞こええると嫌ですよね。
またキッチンの匂いが漂ってくるのを嫌がる人もいます。
来客の視線も考慮しましょう。
- 玄関から家の中が丸見えを避ける
- 来客があった時最初に通す部屋はどこがいいか?
- 玄関土間に来客があった時でもパジャマであるける動線
- トイレの音や匂いがくつろぎスペースに流れない配慮
全て満足するのは難しいですが意識するだけで快適な間取りになります。
我が家の場合、あえてトイレは廊下で空間を区切りました。
玄関から和室への動線は不要?!
玄関から和室へ直接アクセスできると来客時に便利と言われます。しかし来客が少ない家庭の場合結局ドアが物置かすることも。本当に必要か検討しましょう。
採光を考える
例えば南側にリビングを持ってきて日照を確保したりキッチンとダイニングに朝日をとりいれるなど検討しましょう。
例えば窓も重要になります。
我が家は採光を考えてリビングにハイサイドウィンドウをつけ採光を確保しました。
通風を考える
風通しの悪いと不快なお家になりがちです。風通しの良い間取り図作成の鍵は窓の位置にあります。それには、その地域の風向きが、どうかを知ることも大切です。素人では判断が難しいので信頼できるプロの設計士さんに相談して風通しのよさも相談しましょう。
和室の広さ居住目的なら6畳
四畳半と6畳の和室で迷う方もいると思います。
我が家は将来
- 妻の両親のどちらかと同居する可能性
- 歳をとってから我々夫婦が一階で生活すること
を想定し、和室6畳としました。
四畳半はベットを一つ置くとほぼいっぱいな大きさなので同居部屋として使うなら最低6畳は確保しましょう。
キッチンのタイプは面積を苦慮して
キッチンには対面、壁付け、アイランドと種類があります。
- 壁付けキッチンはスペースを有効に使えるのがメリット。
- 対面キッチンは家族の顔をみながら料理ができるのがメリット。
- アイランドキッチンは、島状態なので、周りをぐるぐる回れる回遊性がメリット。
壁付け、対面、アイランドの順にスペースを余計に使うので面積に余裕があるかで判断しないといけないですね。
35坪の家でも対面キッチンは可能ですよ。
カップボードと呼ばれる食器棚は通常、奥行きが45センチあります。幅は120センチから180センチ等と収納量によって選べます。
キッチンの奥行きは基本65センチです。
キッチンの幅は255センチが多いです。
- 通路幅110センチ
2人で余裕を持って作業できる。一人でしか台所に立たない場合、複数で使う機会が少ない場合等は、広すぎると感じる場合も。
- 通路幅90センチ
2人でもキッチンに立てる。少し体をハスにすれば、正面でもすれ違うことが出来る。普段は一人メインで、余裕を持たせた通路幅。
- 通路幅80センチ
1人でキッチンに立つ場合、ちょうどよい。背後のカップボードも無駄に踏み出さずに済み、効率的。
しゃがむにも支障がない。引き出しを手前に引き出して正面から取り出すのはきびしいので、横に立つことになる。
二人で立つ場合、横向きですれ違うことも出来る。
- 通路幅75センチ
一人で使うなら可能。最低でもこのくらいまでで、これより狭いと厳しい。
実際の我が家の通路幅を写真で紹介しています。
家事動線は入念に
我が家は、家事動線を考慮しキッチンの後ろから脱衣室&お風呂へ行けるようにしました。
洗濯物の部屋干しは二階でしか無理なので脱衣室から階段へも短い距離でまっすぐすすめるように動線を確保しました。
玄関来客時でも、キッチンの後ろを通ってトイレや二階へ行きやすい動線になります。
冷蔵庫の位置は家事動線と重ならないように
冷蔵庫の位置を例えばキッチン奥にすると動線がぶつかって邪魔になります。キッチンから遠すぎると家事の効率が落ちます。最適な位置・通路幅を検討しましょう。
なお冷蔵庫は奥行きは70センチ程度を見込んでおくと良いです。
スリムでも60から65センチくらいです。
冷蔵庫の引き出しはそこから40センチは出ます。
それを見越して壁を凹ませるか、通路幅に余裕を持たせるかを考えます。
寝室のポイント
ミニ書斎のある寝室としました。寝室は8畳弱確保。
シングルベットを2台いれても通路に余裕がある広さです。
使い勝手の良い部屋になっています。
ウォークインクローゼットは寝室からホールへ通り抜けられるようにしたことで通風も充分に確保できています。
特にクローゼットの場合湿気がこもったりするとカビなども心配ですよね。
部屋干ししたものをハンガーにかけたままウォークインに収納できる家事動線も重視しました。
もっと色々な間取りが見たいという方はこちらが参考になります。