こんにちは美容師ブロガー阿部です。
今回はそんな悩みにお答えします。
私は大人世代向けの女性専用サロンを経営しています。
私1人の美容室ですが50代以上の大人世代に支持をいただいております。
皆さんが共通して求めることは年齢よりちょっと若く見える髪型、お手入れしやすい髪型です。
今回はこれらの経験を元に「老けて見える」とお悩みの方に向けて原因と、若く見えるためのアドバイスをまとめました。
【老けて見える原因】美容師が若く見えるコツ教えます!
こんなお顔は老けて見える
【たるみ、しわ】などが際立つお顔は老けて見えがちです。
さらにお肌に【くすみ、そばかす、しみ】などが目立っていることも原因として挙げられるでしょう。
たるみ・しわ
10代のお肌はハリと潤いがあります。
しかし加齢とともにお肌の弾力が少しづつ失われていきます。
お顔の輪郭が丸い人ほど頬についた脂肪が垂れ下がりブルドック顔と言われるような垂れた頬になりがちです。一方あごがシャープな人は、加齢とともにほうれい線が際立ちやすいです。
ぽっちゃりな人は垂れ下がりやすい一方で痩せ型の人は「頬がこける」ことでやつれて見えたり疲れて老けて見える顔立ちになりやすいです。
くすみ・そばかす・しみが多いお顔
若い健康的なお肌にはくすみ(黒ずんだり黄色っぽくなること)やしみ、しわがありません。
しかし長年アトピーや乾燥肌に悩まされることでお肌にくすみが生じやすくなります。
また40代を過ぎた頃からは抗酸化力が低下することでお肌に黄ぐすみが生じやすくなります。
しみ・そばかすについては遺伝的な要素も大きいと言われていますが紫外線対策が不十分なこともしみの原因となります。
男性の場合日常からシェーバーなどによりお肌を酷使しているにも関わらず紫外線ケアなども怠ることが多いため加齢に伴いしみなどが発生し老けた印象に悩む人も少なくありません。
髪が原因
髪が原因で老けて見える場合もあります。
髪型が「ボブ・ストレート・ロング」
ボブの中でもワンレングスボブは一番老けて見えやすい髪型です。
年齢を重ねるほどロングヘア等長い髪型は老けて見えやすいです。
【ボブ】はボリュームの位置が低い位置にくるから目線が下に引っ張られてお肌がたるんで見える
【ロングヘアー】も同様に髪の毛が長いために視線が下がりやすいのと頭頂部にボリュームが出にくいためお肌をたるんでみせる
10代や20代の頃はサラサラなストレートヘアは若さの象徴だったりします。
しかし30代以降はお顔と髪の毛のボリューム感・バランス感を重視しましょう。
ぱさついていてツヤがない
髪から受ける印象は絶大です。
例えば若い人の髪の毛に常に潤いとツヤがあります。天使の輪ができるのはキューティクルが光を反射するからです。
一方で老けて見える髪には「潤い・ツヤ」がありません。
カラーリングやパーマによるダメージが蓄積することで髪は潤いとツヤを失います。
さらに40代を過ぎた頃から多くの女性は髪の毛のパサツキに悩み始めます。
これは抗酸化力の低下が原因といわれています。
何もせずとも加齢とともに髪の毛はぱさつきはじめるのでエイジングケアが必須なのはこのためです。
髪色
白髪が目立つと老けて見えるからと黒染めしていませんか?
黒染め等で髪色が極端に暗い場合余計老けて見える原因になりますし、白髪は明度が高い(明るい)ため黒染めすると黒髪が伸びてきた時に目立ちます。
パーマのかけ方
パーマで老けて見える原因は主に2つです。
- 頭頂部からかけすぎ
- かかりが強すぎ
ロング・セミロングでパーマをかけて老けて見える場合はパーマをかける位置を少なくとも「目より下」にましょう。
例えば頭頂部の根元から強いパーマをかけると老けて見えがちです。
一方ショートの場合頭頂部にボリュームを出すパーマは効果的です。
しかしこの場合かかりが強すぎるると老けて見える原因になります。
着こなしが原因
服装が年齢や体系に合っていないことも老けて見える原因です。
ファッションには個性、好みがあるので必ずしも流行に乗ることだけが全てではありません。
しかし体系に合わないブカブカの服を何も気にせず着ていたり、伸びたTシャツを何年も着ているといった場合は少し気をつかうことで印象を変えることは充分可能でしょう。
メイクが原因
メイクにはその時々で流行があります。例えば昔ながらの濃いチークや細い眉は一昔前の印象になりがちです。
時代にそったメイクをファッション雑誌などで研究すると良いでしょう。
また、そもそも若い人のお肌は「しみ・くすみ」が無い綺麗なお肌が多いです。
圧化粧はかえって老けて見える原因になります。
お肌が持つ美しさを最大限に引き出すメイクを行うことが一番大切です。
若く見える人の特徴と対策
お肌にしみやくすみがなくはりもある
赤ちゃんのお肌は血色がよくハリや潤いがあるように、若く見える人程お肌が綺麗です。
男性はお肌のケアを軽視している場合が多いためまずは化粧水ケアから始めましょう。
男性は女性と違い「大きく濃いシミ」になりがちですので早めの対策が必要です。
男性のお肌ケアについてはこちらにまとめてあります。
しわ、しみ、くすみなど無いお肌は透明感があって表情を若く見せてくれます。
しわ、しみ、くすみは改善できないと思われがちですが、例えばお肌が本来持つ「はり」「潤い」を甦らせる新しい幹細胞コスメと呼ばれるジャンルもあります。
その人気ゆえにイメージだけが先行し効果が期待出来ない商品も多いの現実です。
コチラでは【幹細胞コスメ本物の見極め方】を紹介していますので老けて見えるお肌とこれを機会に決別しましょう。
コスメは決めたものを使っている女性も多いですよね。
その場合は例えばリファなどのホームエステ用品で日常ケアを取り入れましょう。
本来あなたが持っているハリのあるお肌に導きます。
髪型が若々しい
髪型によって老けて見えることもあれば、若く見えることもあります。
例えば前髪を作っておろすだけで若く見えます。
男性も女性も前髪を上げておでこを普段出しているなら「前髪を下げる・流す」髪型に変えてみましょう。
若く見えるのと、やわらかい印象になりますよ。
頬がこけたり痩せて貧相に見える人はストレートNG&ボリューム感に気をつける
お顔にはりつくようなロング、セミロングのストレートヘアは頬がこけたり痩せている人ほど疲れて老けた印象になりがちです。
ゆるいパーマをかけて髪にふっくらボリューム感を持たせましょう。
頬がこけて痩せて見える場合はボブスタイルでボリューム感を出してみOKです。
パーマをかける時は大きめのロットでオーダーしましょう。
頬が垂れて見えるのが気になるならボブNG&リフトアップして見える髪型に
頬が垂れて見えるタイプは「頭頂部がぺちゃんこで下方にふくらむ髪型」はNGです。
髪型をボブではなくレイヤースタイルに変更したり、ロングヘアーをミディアムやショートに変更することで若く見せることが可能です。
髪型を変えない場合でも以下の乾かし方を実践して「若く見える髪型」に近づけることが可能です。
髪の毛には生え癖があります。
例えば左側で分け目がつく人は分け目を基準に左右へ髪の毛が分かれるように生えています。
つむじが割れて気になる場合も同様です。
また多くの日本人はツムジから前方に向かって生えています。
つまり若く見せるためにはこの毛流れに逆らって乾かすことが必要になります。
【手順その1】ふんわりと根元をおこす乾かしからスタート
まずしっかりタオルドライします。
タオルドライが終わったら地面を見るよう頭をさげます。
お顔側からドライヤーを当て頭頂部の根元に風を入れ乾かしましょう。
下を向きながらかきあげるように乾かすイメージです。
このように下を向いてお顔側からドライヤーの風を送ります。
ボリュームが欲しい頭頂部や後頭部以外は毛流れに逆らわないようにドライヤーを当てボリュームを抑えましょう。
この要領で7割程度乾かします。
【手順その2】ブラシで整えよう
頭を元に戻して一旦ドライヤーを止めましょう。そしてあなたが希望する髪型にブラシで簡単に整えます。
整えたら、毛先中心にブラシを入れてツヤを出しておしまいです。
これまでの乾かし方を実践することで簡単にふんわりと頭頂部にボリュームが出てお肌をリフトアップして見せる効果があります。
しかし髪の毛が細くやわらかい場合一度ボリュームが出ても、それをキープできないという場合も。
そんな時はカーラーを使いましょう。
カーラー
カーラーというのは丸くマジックテープのような素材で髪の毛にまきつけることで簡単にボリュームを出せる優れもの。
アイビルサーモローラーは、ローラー(カーラー)内側にアルミが巻かれておりドライヤーの熱を効率よく髪に伝えることができます。
サイズの選び方は、
頭頂部の髪の長さが
- 12cmくらいなら、32ミリのローラー
- 11cmくらいなら、28ミリのローラー
- 10cmくらいなら、24ミリのローラー
- 8cmくらいなら、21ミリのローラー
を目安に選びましょう。
あまり細いものを選ぶと巻き込まれすぎるのでNGです。
シャンプー後、手グシで乾かします。
- ボリュームが欲しいところに巻きます
- ドライヤーの熱風
- ドライヤーの冷風
と順番に当てることで形をキープする効果があります。
さらにハードスプレーなどで固めることで一日中若々しい髪型をキープできますよ。
髪色が適度に明るく白髪が無い
もし白髪が少ないのに全体を黒染めしているなら髪色全体を明るく仕上げるのもありです。
お肌も明るく見えて若々しい印象になります。
おしゃれ染めで全体を明るく仕上げれば数本のキラッと光る白髪は目立たなくなります。
また白髪が少ない場合は部分的に明るい毛束をつくることで白髪を目立たせなくする効果もあります。
白髪が少ないなら痛みの少ないヘアカラートリートメントで白髪をカバーするのもおすすめです。
一般的な白髪染めと違って髪の毛がパサツキにくいため若々しい印象に仕上がります。
髪の毛に潤いとツヤがある
髪の毛にツヤがあるだけで若く見えます。
髪の毛にツヤを取り戻すには日頃からのケアが大事です。
例えばシャンプーをエイジングケア商品に変えてみたり、ヘアカラーダメージを放置せず保湿力の高いシャンプーやトリートメントをセレクトすることで徐々に綺麗な髪の毛が取り戻せます。
ブローの仕方次第で髪の毛にツヤを取り戻すことも出来ます。
ブローが苦手でどうしてもパサパサになる人は過剰に乾燥させない潤わせるドライヤーを使えば簡単に年齢より若く見える印象を手に入れることも出来ますよ。
毛の量が多い
薄毛に悩んでいる人は男女ともに多いと思います。
薄毛の改善はなかなか難しいですが薄毛は「髪型」によって充分カバーすることが可能です。
こちらで男女別に詳細に解説しています。
薄毛が目立たない髪型にすることで若い印象を取り戻しましょう。