こんにちは美容師ブロガー阿部です。
今回はこんな疑問にお答えします。
そもそも段って何?段をなくしたいんだけど??という方はこちらの記事が参考になります。
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【レイヤー】髪の毛に段を入れたヘアスタイルを紹介します
段の入れ方による分類
実はレイヤーカットには段の入れ方によって
- ハイレイヤー
- ローレイヤー(セイムレイヤー)
等に分類されます。
セイムレイヤー以外は明確な区別は無くより段が入ってる状態をハイレイヤー、少ない状態をローレイヤーと呼んで区別しています。
ローレイヤーの中でも上下の髪の長さが同じ状態をセイムレイヤーと呼びます。
ハイレイヤー
ハイレイヤーはいわゆるウルフカットです。頭頂部が短くて襟足が長いヘアスタイル。
頭頂部にボリュームを出しながら襟足で軽さを演出できる髪型です。
セイムレイヤー(ローレイヤー)
ハイレイヤーほど頭頂部が短くないものの適度に軽さと動きを出せるのがセイムレイヤーです。
前方から後方へ向かって後ろ下がりになるようにアウトラインをカットしています。
レイヤーカットはとても軽いイメージがありますが、セイムレイヤーは重すぎず軽すぎの段なので重いシルエットに飽きた・軽さ&動きのあるヘアスタイルにしたい場合におすすめの段の入れ方です。
シャギーとは?
シャギーというのは前から見たときサイドに入るレイヤーの総称です。
先ほど紹介してたレイヤーカットの写真は、カットラインの角度でシャギーに見えていますが、実は段はあまり入っていません。
もみあげから耳後ろまでのアウトラインの角度を45度くらいにカットしています。
そうすると前から見た時に段差がついて見えます。でも実際は髪の上下の段差はあまりつかないようにしているので、落ち着きがある(軽すぎずまとまりの良い)スタイルになってます。
このように前から見ると、頭頂部の髪の長さがあご下まであるローレイヤーカットに分類されるスタイルです。
富士額の髪の毛を赤線くらい短くし、緑のもみあげとなだらかにつなげると、顔周りに軽い雰囲気のレイヤーが入ります。これをシャギーと言いいます。
では実際にシャギーをカットしてお見せします。
シャギーとはこんなスタイルです!
あえて短い前髪から、長いもみあげまでをつないで極端なレイヤーをつけてみました。
このようなお顔周りが「シャカシャカ」になっているスタイルを「シャギー」といいます。
お顔のエラが気になる人、丸顔が気になる人など適当なシャギーをつけることで小顔効果を演出することも出来ます。
このように短い髪の毛と長い髪の毛をつなげていきます。
必ず前髪ともみあげをつなぐ必要は無いんですよ。
前髪は短くして、前髪横の髪の毛を少し長めにして、その髪の毛ともみあげをシャギーにすることも可能です。
レイヤーの入れ方
頭頂部のみにレイヤーを入れる
例えばあなたはボブが気に入っているけど少しイメージチェンジして軽さを出したいなら頭頂部にだけレイヤーを入れることも可能です。
シルエットはボブを維持しながらもシルエットの表面に軽さや動きが表現できます。
顔周りにだけシャギーを入れる
同様にボブのままでお顔回りにだけレイヤーを入れてシルエットを優しく見せることも可能です。
襟足にだけレイヤーを入れて引き締める
セミロングやショートで私が使う技法ですが、骨格が出っ張っていることで襟足がすぐに重くなる人も少なくありません。
そんな時は襟足部分に段を入れて毛量を物理的に減らしシルエットをタイトに仕上げることが可能です。
このように必ずしもレイヤーはヘアスタイル全体に取り入れる必要はありません。
髪の毛にレイヤーを入れることの効果とは?
毛流れがつくりやすくなる
レイヤーを入れると毛流れを作りやすくなります。
例えば以下の写真をご覧下さい。
顔回りにレイヤーを入れると、このような後方への毛流れが作れます。
ボブのようなシルエットではこのような軽くなびくような毛流れは表現できません。
リフトアップ効果
頭頂部に効果的にレイヤーを入れることで「リフトアップ効果」が期待できます。
年を重ねるとお顔のたるみが目立ちがち。
レイヤーを効果的に使うことで若々しい髪型を演出できます。
毛量を減らせる
レイヤーは物理的に髪の量を減らすことが可能です。
希望するシルエットを段を入れることによって作り出し同時に無駄な毛量も削ることが扱いやすく長持ちするヘアスタイルの秘訣です。
動きを出せる
段があまり入っていないヘアスタイルは落ち着きが良い反面動きがでにくい。
一方レイヤーを入れたヘアスタイルは動きが出やすくヘアスタイルに躍動感を与えてくれます。