こんにちわ仙台の美容室カットハウス創の阿部です。
まずは写真をご覧下さい。
前下がりグラデーションボブってどんなスタイル?と疑問に思うかたも多いと思います。
前下がりグラデーションボブとは?
前下がり
前下がりとは、写真のように、
- 襟足からもみあげに向かって長くなっているスタイル
を言います。
逆の場合、前上がり(後ろ下がり)といいます。
前下がりラインの特徴
前下がりラインは、
- 髪の毛が前方に流れやすい
特徴があります。
段構成によって後方に流すことも可能ですが、より後方へ毛流れを出したい場合は、後ろ下がりのラインが最適です。
グラデーションとは?
グラデーションとは、段の付き方を説明する用語です。
- 後頭部に「こんもりとした丸み」
が出ていますが、こういったスタイルをグラデーションと言います。
ちなみにワンレングスボブは、こちらで解説しています。
ワンレンの髪型ってどんな感じ?手入れしやすい?|仙台の美容室
このヘアスタイルが似合う人や、おすすめしたい人
- 後頭部がゼッペキで丸みが欲しい
このようなお悩みをお持ちの方は、後頭部にボリュームを出すことが可能です。
- お顔が大きい人
前下がりラインは、もみあげが長いスタイルなので、お顔の輪郭を補正する効果があります。ショートカットより似合わせやすいスタイルです。
これであなたも美容師!カット技法をコッソリ教えます。
ガイドライン
通常、カットする際は
- ガイドライン
というものを作ってカットします。もみあげの長さを決めて襟足の長さを決めて、その2点をつないでベースを作る作業です。
美容室に行った時を思い出してください。
- カットが始まると、もみあげの長さをチェックしますよね?
この作業がガイドラインを作っている場面です。
このガイドを元に、頭頂部に向かって段をつけます。
- 輪郭と骨格
- 希望とするシルエット
- 量感(軽いスタイル、重いスタイル)
こういったことを考慮しながら、段をつけていきます。
一見このガイドラインが整っていれば左右綺麗で整って見えます。
でも、
- 実際のカットのもちは、ガイドラインからつながってくる全体の整い方
によって変わるんですよ。
新時代のカット技法「2セクションカット」
従来のカット技法とは違う、新しい2セクションカットスタイルというものが一般的に知られるようになってきました。
このカットは、
- ガイドラインから、頭頂部までの髪の繋がり(段)を、頭の上下で1cmから2cmづらして意図的に毛量を減らしたり、希望するシルエットを作るカット技法
です。
こちらの記事でも紹介しています。
このカット技法は、ガイドラインを作らなくても綺麗にカットする正確性が要求されます。
しかし
- 削ぎハサミの使用回数減らすことでカットのもちを向上
- 骨格の凸を凹ませたりしやすい
- 毛流れを意図的につけやすい
こういったメリットがあるので、最近は良く使っているカット技法です。
美容師しか知らない、カットウィッグの秘密
美容師はウィッグというお人形さんを使って練習します。
写真のお人形です。
カットやカラー、パーマ、セット等の練習台ですね。
お値段は?
実はこのカットウィッグ、一台3500円くらいします。
結構高いんです。
お顔は?
実は、色々なお顔があるんですよ。
顔の形、頭の大きさも色々です。
髪の長さもウィッグによって違います。長いほど高いです。
髪の毛は?
実は、髪の毛は、人毛を植えて作られています。(東南アジア等で髪の毛を買うんだとか)
貴重だし、高いから、一体を、何回も何回も使います。
カットの練習を始めた頃は長いスタイルから切り始めて、少しずつ段をつけて最後にショートカット。そして刈り上げして捨てる訳です。
また、ブリーチしてカラーしてみたり、また黒染めしてまたブリーチして。結果髪の毛にくしが通らずボロボロになっていきます。顔や襟足もカラーのあとがついてとても汚くなってしまいます。
しかし、中には、すごく安いカットウィッグがあります。
そういう場合「ファイバー毛」といってカラーやパーマができない人工毛です。
今日はカットの雑学でした。
ではまた。